
援軍もなしに、最後には玉砕し散っていくことが最初からわかっている戦い(!)に、果たして意味があるのか否か。運良く生き残ったヒトも、『生き残った』という十字架を背負い苦しんできた、という現代のハナシと織り交ぜながらストーリーは進むのだけど。実話をもとにしたハナシ(もちろんこの日本で60年前に起きたこと)というのは、観るものにずしりと重いものを感じさせます。
見所はやはり壮絶な最期の戦闘シーン。ココは圧巻!
しかし、わずか10代の若さで実戦に出た少年兵たちを始めとする数千人もの乗組員が無駄死にしていったことを思うと…しかもその半年後には敗戦したのだから!…なんともやりきれない思いばかりが残ります。
端的に言えば、戦争はムナシイ、意味ない、ってお話に思えました、はい。
まさかコレ観て『全員一丸となって戦うのはすばらしい!!』とか感じる方はいるまいな?
ま、感じ方はヒトそれぞれだから構わないのだけれど、そう能天気に観ることはワタクシには出来ませんでした、はい。