もうすぐ終わっちゃいそうなので、前から気になっていた「ロスト・イン・トランスレーション」を連れと観てきました。
全編トウキョウロケ。
まだ若いソフィア・コッポラ監督の作品です。
【感想】
何か事件が起こるワケでもなく。
しかし何事もないところが、この映画の見どころです。
今が充実していて、毎日が過ぎていくのもあっという間で、とっても幸せで・・・って人が見たら、ただ退屈なだけの作品かもしれません。
でも、ふと人ごみの中で孤独感を覚えたりするような、ぽっかり穴が空いたような寂しさを感じる気分って誰にでもあると思うのですが、そんな空気が、全編に漂っているとこが妙にツボ、だったです。あと、音楽も良かった。(「風を集めて」!)
つまりこれは、ひとりで(独りぼっちで!)見に行くことをオススメしますね。終わった後に喫茶店とかで連れと「ああ楽しかったね感動したね盛り上がったね泣いたね」ということを語り合うような種の映画ではない!ということのようです(しいていえば、マシューの登場と病院のおばあちゃんのシーンはかなりウケたけど、他の「狙ってる」っぽいシーンはいまひとつ)。
『独り』でまったりと、観るでもなく観る夜中にテレビでやってる映画・・・っつー感じ?
誉めてますよ、いちおう。
でもそれって、映画館で無くっても・・・DVDでも十分、ってことかな(笑)。
まだ見ていない方は、ビデオ化に期待しましょう。
【感想2】
パンフを買わなかったのであとでネットでいろいろ調べてみたところ、色々と日本の業界人、いわゆるカタカナ系(死語)のお洒落な方々(皮肉)が出演していたのだとか。
エンドロールに「HIROMIX」の名前が出てたのは発見できたけど。その他にもいろいろ。
なんかこう、ちょっと萎えたのはなんでだろ(笑)。←この感じ、誰か分かってくれるだろうか?
【追記】
見ていて妙に違和感を感じたシーンがあって。
むむ?と思ったら、
【本編の日本人女性の留袖姿の合せについて】
『本編中で、ボブ(ビル・マーレイ)と、シャーロット(スカーレット・ヨハンソン)がパークハイアット東京のエレベーターで出会うシーンがありますが、一緒にエレベーターに乗り合わせた日本人女性の留袖姿の合せが逆になっているというご指摘を頂きました。これについて返答致します。
これは、ソフィア・コッポラ監督が、ボブとシャーロットを逆にしてフレーム中で捉えるためにネガを反転させたという演出上の意図によるものです。従って、画面全体が左右逆になった結果、合せも逆に見えるという事になっております。
何卒、ご了承頂きたく思います。』
だそうです(公式サイト)より。
なるほど。
すっきりしました。
【皆さんのレビューアレコレ】
◎パークハイアッド東京・・・ロケ地のホテル!
◎yahoo!movies
◎シネこみ
◎30歳独身男Kazuakiの映画日記
◎yunapudding・アートコラレーション企画DuOによる
◎Pocket Warmer
◎take a nap