ついにこの日が来ました!
07年3月18日のダイヤ改正からJR京葉線に投入されたE331系次世代電車06年3月に導入以来、一年間試験走行を繰り返してきた(そして、車庫に停まる姿を毎日見ながら、しかし乗ることが叶わなかった!)JR東日本の最新鋭電車
E331系電車がようやく今日、営業運転開始となりました。
とはいえ、しばらくは土日のみ運行だそう。いつになるかはわかりませんが、そのうち平日の運用にも入るのでしょう。
■E331系とは?さて、新型車E331系とはなんぞや?
車両は短い14m3扉x14両編成(通常は20m4扉x10連)。
江ノ電や小田急ロマンスカーなど、ごくごく一部の電車でしか採用例のない「連接台車」(下の写真参考)、さらにDDM(直接駆動モータ)など、とにかく新技術がテンコ盛りなスゴい車両なんです。
・・・
なんのこっちゃ?な方も多いでしょうが(笑)。
■参考:技術的特長はこちらを参照ください・
浜田基彦の【走る曲がる止まる】短い電車に将来あり,… - Tech-On!・・・連接車の解説はこちら
・
日経ものづくり2006年8月号- Tech-On・・・DDMの解説はこちら
長大編成の通勤電車では初めての採用「連接台車」連接台車と、車軸に直付けされたDDMの採用がE331系最大の見どころ。連結面が短いのも特長だ。
工場での分割整備を考慮して7-8号車の連結面だけは通常の台車なんでも、JR東日本が次世代向け新型通勤電車を造るにあたり、
『量産先行車』として実際の路線に実際の営業仕様の車両を先行投入し、新技術の有効性を確かめる、という位置付けとのこと。どうやら、実際の量産開始はまだ先らしい。
折りしも今は、中央快速線に新型車E233系を大量投入中。さらに今夏からは京浜東北線にも同系を一斉導入し旧車両を入れ替える、というハナシだから、E331系が実際に量産されるのはそれが落ち着く2年くらい先なのかも。
あくまで推察、ですが。
なんとも先の長い話だ。■さっそく乗車!ネットのウワサによれば固定運用(決まったダイヤにしか使用しないということ)に入る、ということらしいんで、さっそくそれ目がけて実乗。我ながら物好きですなあ(苦笑
列車番号末尾94〜95の便に充てられているという情報を得て、まずは994A快速東京行き。
日曜の朝はなかなか混み合っていて車内を見渡すことはできず。
「かぶりつき」(笑)な方々で先頭車は大混雑ま、普通に乗り合わせる分には
『あ、新しい電車だ』と思うくらいな印象か。確かにDDMの特長であるほとんど聞こえないモーター音。その分盛大なロードノイズ(っていうのか?)のみが響きます。
京葉線はロングレール区間も多いので、連接車独特の「たたーん、たたーん」(普通は「たたん、たたん」ね)というジョイント音もあまり聞こえなかったのが残念。
E331系の車内京葉線では初のワイドボディ車。しかも同じワイド車の山手線や中央線の新型車よりも一両あたりが短いから、さらに幅が広げられているんです。その違いは良くわからなかったけど、確かに広い!最近ますます混み合う平日朝のラッシュにも早く入れてほしいっ!
他にも、ドアまわりはパリアフリーの思想で警告色があしらわれていたり、先頭車には車椅子用のホームスロープが装備されていたり、山の手線などに既に採用済みのツインの液晶モニタはさらに画面が大型化され、片面にはTVCM、片面には路線図や次駅案内など流れていたり。あ、あと自動放送も。
しかしこれ、最近のJR東日本の新型車と同様な装備が一通りついている、ということなんで、特に新鮮味はなく。
ま、ともあれしばらくはこれ1本の貴重な存在。無事に量産先行車としての役割を果たし、E331系の正式な量産化へとつながるよう、同車の活躍に期待したいところですね。
■参考・
AK1編成営業運転開始!!(
『京葉線情報局』より)
・
京葉線向け新型車両E331系出場
快速接続待ちの間、乗っていた鉄チャンたちが先頭車に群がる!
posted by とく@千葉県民 at 20:29| 東京 ☀|
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ぶらり途中下車の旅〜鉄道の旅〜
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